2017年04月11日

ペットフードビジネスを始めるときに注意しなければいけないこと

最近,オーガニックのペットフードや高級な輸入ペットフードなど,ペットショップで見るようになりました。
 
こういったペットフードを製造販売するとき,輸入販売するとき,開業する際の届け出や,守らなければいけないルールがあります。
 
①「愛玩動物用資料の安全性の確保に関する法律」,いわゆるペットフード安全法
②ペットフード業界団体の自主規制その他業界ルール
③広告やパッケージの表示については,「不当景品類及び不当表示防止法」(景品表示法)
 
です。以下,内容を説明していきます。

 
ペットフード安全法について
 この法律は,「ペットフードの安全性の確保を図り,もって愛がん動物の健康を保護し,動物の愛護に寄与すること」を目的としています(同法1条)。
 
対象になるペットフード
「愛がん動物の栄養に供することを目的とする物」(2条),つまり,綜合栄養食,一般食のほか,おやつやスナック,ガム,サプリメント,ミネラルウォーターなど「犬及び猫が食べるもので。動物医薬品等以外のもの」です。
規制の内容
 a 輸入業者及び製造業者は,届け出が義務付けられています(9条)
 b 輸入・製造・販売の記録を残すため,2年間の帳簿の備え付けが義務付けられています(10条)
 c 問題が起きた場合,農林水産大臣または環境大臣が,業者から必要な報告の徴収及び立ち入り検査を行う,もしくは,独立行政法人農林水産消費安全技術センターに立ち入り検査を行わせるができます(11条,12条,13条)
 d 販売されるフードには,下記アからオを表示することが義務付けられています(5条 愛玩動物用資料の成分規格等に関する省令)
  ア ペットフードの名称
  イ 原材料名
  ウ 賞味期限
  エ 事業者名および住所
  オ 原産国名
 e 有害物質が混入したペットフードが販売された場合,農林水産大臣または環境大臣は,業者に対し,廃棄,回収など必要な措置を命じることができます(7条,8条)
 
業界の自主規制について
 下記3つの自主規制があります。
 a ペットフードの表示に関する公正競争規約
 b 一般社団法人ペットフード協会が制定する業界自主基準
 c 一般社団法人日本ペット用品工業会が制定した業界自主基準
 
景品表示法について
 商品の品質について実際よりも良いと見せかける表示がされると,消費者はこれにつられて,実際は質の良くない商品を購入して不利益を被ってしまいます。こういった不当表示等を規制するのが,景品表示法です。
 
 
色々な自主規制から景品表示法にまで気を配るというのはとても大変です。
 
②aペットフードの表示に関する公正競争規約は,表示に関する業界の適正な慣行と認め荒れていますので,これに沿った形で広告宣伝を行っておくとよいでしょう。
 
たとえば,
客観的な根拠を欠く「特選」「特級」などの表示,「ビーフ」「チキン」「まぐろ」など特定の原材料を内容量の5%以上使用していないとこれらの名称,写真,説明文に使用している旨表示してはならないなどの規定が同規約にはあります。
 
ペットフードビジネスは,一度消費者の信用を失ってしまうと,信用回復は非常に困難です。
ペットフードビジネスを始める前に,こういった規制については,確認したうえで,弁護士のアドバイスを受けておくとよいでしょう。
なかま法律事務所では,ペットビジネスに精通した弁護士が,あなたのお悩みを解決いたします。お困りの方は一度ご相談にいらしてください。

 

 

 

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