作成日:2018年09月13日

結婚後の「モラハラ」に注意!モラハラを受けたらどうするべきか

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モラハラという言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。

 

結婚している男女にとって、モラハラは関係に大きな亀裂を生じさせる可能性のある問題です。モラハラとは何か。モラハラを受けたらどのように対処すべきなのか。モラハラの基礎知識を固めておきましょう。

 

今回は夫婦の問題の1つとしてテレビに取り上げられることも多い、結婚後のモラハラの問題と対処法についてお話します。

 

 

■結婚後のモラハラとは?具体例と意味

 

モラハラは「モラルハラスメント」の略です。ドメスティックバイオレンス(DV)が肉体的かつ物理的な暴力による嫌がらせを意味することに対して、モラハラは言葉や態度による精神的な嫌がらせを意味します。

 

暴言によるものの他に態度による嫌がらせを含むため、モラハラは非常に広い意味の言葉です。具体的には次のような事柄が結婚後のモラハラに該当します。

 

・結婚後に暴言を吐いたり、言葉や態度で人格否定をしたりする。

・結婚後に自分の非を認めず、何でも配偶者のせいにする。とにかく責める。

・結婚後に無視する。家事や夫婦生活の細かなところを神経質なくらい指摘する

・結婚後に配偶者の友人や親族の悪口を繰り返し、精神的に追い詰める。

・結婚後に子供に対して配偶者の悪口をふき込み、配偶者を精神面で傷つける

・結婚後の言葉や態度による過度な束縛。嘘をついて配偶者を傷つける

 

このように、モラハラに該当する可能性がある具体例は非常に多くなっています。

 

ただし、このような事例があったからといって全てがすぐにモラハラに該当するわけではありません。個別の事例によってモラハラに該当するかどうかが判断されることになります。たとえば、同じ暴言でも、夫に毎日酷い言葉を吐かれることと、夫婦喧嘩で売り言葉に買い言葉で出てしまった1回きりの暴言では、意味合いがかなり違ってきます。

 

DVの場合は物理的な暴力によって怪我をするなど目視できる形跡が残ることが多いため、「自分はDVを受けているのだ」あるいは「この夫婦の間にはDVがあるのではないか」と自分や周囲が気づくことがあります。

 

しかしモラハラの場合は態度や言葉による嫌がらせなので、モラハラが行われた瞬間を実際に見たり、記録に残したりしなければ、周囲の人はなかなか気づきません。言葉や態度は傷のように目に見えるかたちで残るわけではないからです。このように、モラハラは「周囲に見え難い」「証拠が残り難い」という特徴もあります。

 

また、モラハラを受けている本人が暴言や態度に傷ついていても、「結婚後のモラハラに対してどのように対処したらいいかわからないことが多い」という特徴があります。対処法を間違えるとモラハラがさらに悪化する可能性や、結婚後の夫婦関係が悪化する懸念があるからです。

 

 

■結婚後のモラハラの3つの対処法

 

結婚後のモラハラには、次の3つの対処法が考えられます。

 

  • ・記録を残す

モラハラの特徴の1つが、言葉や態度による嫌がらせであるため、かたちとして残り難いというものです。だからこそ記録に残し、どのようなモラハラが何時行われたかをかたちに残しておくことが重要です。

具体的には、SNSの画面やメールを保存したり、日記をつけたり、配偶者の言動を録音するなどが、かたちに残す方法として考えられます。相談の際も結婚後のモラハラについての具体的な記録があると、よりスムーズに進みます。

 

  • ・相談する

一人で抱え込むのではなく、相談することが重要です。

周囲の人に相談して解決するなら、信頼の置ける友人や親族に相談することも1つの方法です。ただ、友人や親族の意見に傷ついてしまったら、かえってモラハラが悪化してしまったりする懸念があります。

たとえば、友人に相談したら「我慢が足りないのでは?」「そのくらいのことで悩んでいるの?」と言われたとします。モラハラを受けた本人にとっては深刻な悩みです。しかし周囲はそうと考えず、軽い言葉で流してしまったり、逆にモラハラの被害者側を言動によって傷つけてしまったりする可能性があるのです。これでは相談の意味がありません。二次被害です。

相談相手は慎重に選ぶ必要があります。また、モラハラに具体的かつ効果的に対処するためにも、法的な知識があることが望ましいと言えます。弁護士や相談窓口を頼り、相談からさらに具体的な対処へと繋げ、モラハラ問題を解決に導くことが大切です。

 

 

  • ・病院を受診する

精神的に参っている状況の場合、病院を受診して適切な処置を受けることも重要です。

モラハラを解決しても、心の傷が解決と共に癒えるわけではありません。心の傷は心の傷として、モラハラ問題はモラハラ問題として個別に対処する必要があります。

心療内科や精神科を受診した際は医師にもモラハラのことを話し、診断書を書いてもらうようにしましょう。

 

 

■最後に

 

モラハラは非常に広い意味を持ちます。精神的な嫌がらせを指しますが、言葉や態度での嫌がらせなのでかたちに残り難く、モラハラに該当する可能性がある言動も「これはモラハラなのだろうか」と判断に迷うことが多いという特徴があります。モラハラに悩んでいても、どんな行動を起こせばいいのかわからないことも特徴の1つです。

 

モラハラではないか。モラハラが現に起きている。こんな時はモラハラを記録に残すようにして、法的な知識を持つ弁護士を相談しましょう。個別のケースに合わせて適切な対処をすることが解決への近道です。