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【法改正】動物愛護法改正 犬猫8週齢規制 2021年6月1日から
来月2021年6月1日から、犬猫8週齢規制を定めた改正動物愛護法が施行されます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e10134bdf6d430730c13d910f5383c0713b286e
犬猫8週齢規制とは、要するに、生後56日以下の子犬や子猫の販売を原則禁止する規制です。
犬猫に限らず動物の赤ちゃんは、とても可愛いです。よくある、テレビ番組でもタレントさんが、動物の赤ちゃんを抱っこしたり可愛がっているシーン。こういう番組が放映されると、視聴者の中でも、自分も柴犬(例として)の赤ちゃん飼いたい!などと思ってしまうことは無理からぬところでしょう。
出生後間もなければそれだけ可愛い、だとすれば、生まれたらすぐ引き取りたい!と思う人もいるでしょう。
しかし、犬猫はが出生後一定期間親と共に過ごすことは、「社会化」と言って健全な生育のために必要とされています。
出生後早い段階で、親から引き離されてしまうと、
・人を噛む
・他の犬と仲良くできない
・病気にかかりやすい
など、様々な問題行動等を引き起こす、と言われています。
他方、ブリーダー等生体販売業者の立場としては、ちっちゃい子の方が高く売れるし、出荷が遅れてしまうとその分飼育コストがかかるから、ということで、8週齢規制に消極的な生体販売業者も少なからずいらっしゃったようです。
(良心的なブリーダーは、犬猫のことを第一に考えていらっしゃいますから、規制がなくとも、社会化に必要な期間がすぎるまでは、親犬(猫)と一緒に過ごさせてから、販売しています。念のため)。
ブリーダーさん側にも色々意見があろうかと思いますが、8週齢規制が改正法で導入された目的は、悪徳業者の排除が狙いの一つであることは否定できません。
8週齢規制だけで悪徳業者が根絶できるとは到底思えませんが、今回の改正が、不幸な犬猫が一匹でも減るように、動物の環境改善のきっかけになれば良いな、と思います。