作成日:2018年01月22日

離婚する前に別居すべき?別居をするメリットデメリット

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離婚を前提に別居するという話をよく耳にしませんか。それを聞いて、どうして離婚するために別居をする必要があるのだろうかと疑問に思った経験はないでしょうか。離婚をするならすぐにその場で離婚届を記載し、すっきりと離婚した方がいいのではないかと首を傾げた経験もありませんか?その方がすっきりと問題が片付くのではないかと。

 

実は、必ずしもそうとは限らないのです。離婚をしたいと思った場合、確かにすぐに離婚届を提出してしまう方が精神的にはすっきりするかもしれません。ただ、離婚はその場ですっきり離婚することだけが最善の解決法ではありません。それに、すっきり離婚したくても、すぐに離婚できない夫婦だって存在します。

 

離婚話でよく耳にする「別居」のメリットとデメリットから、離婚における別居の意味について考えてみましょう。別居すべきかどうか悩んでいる方は、デメリットとメリットをよく考えて別居を決断することが大切です。

 


離婚問題で困ったら!別居すべき?


 

別居するべきか、それとも別居を控えるべきか。離婚話でよく「別居した」という話を耳にするからこそ、いざ自分が離婚話の当事者になった場合、別居するかどうかは悩ましい問題です。「皆、別居したと言っているから」という気持ちでの決断ではなく、別居した場合のメリットとデメリットをよく比較して決めることが必要です。他人の離婚話ではなく自分の問題だからこそ、自分にとってより良い道として「別居する」「別居しない」を考えることが大切ではないでしょうか。

 

別居のメリットとデメリットは、次のようなものです。別居すべきかどうかは、自分の状況を冷静に考えて、メリットを重視すべきかデメリットを重視すべきかで判断しましょう。

 


離婚問題で別居するメリットとは


 

離婚前に別居することの最たるメリットは「気持ちの整理がつけられること」そして「冷静に考え直す機会を得られること」です。また、離婚を検討しているが決断はまだだという夫婦には「お互いの大切さを改めて見直す機会になる」というメリットがあります。

 

別居は、今まで一緒に暮らしていた夫婦が離れて暮らすということです。離れて暮らすからこそ、今まで当たり前のように感じていたお互いの良いところを再確認したり、お互いの大切さが見えてきたりします。自分が本当に離婚を望んでいるかどうかをじっくり考える機会になります。別居をして一人になったら、二人一緒のたまに喧嘩をする日常が恋しくなるかもしれません。それはパートナーも同じです。売り言葉に買い言葉で「離婚する」「わかった離婚しよう」と言っていたパートナーが冷静になった結果「戻って来てくれ」「やっぱり離婚はしたくない」という結末に落ち着く可能性もあります。

 

別居は冷静になって今後のことを今一度考えなおす機会としてぴったりです。離婚後にどうやって生活するか考えることや、離婚後は一人で生活しなければならないことをじっくり考えるためにもメリットがあります。一人だからこそ気持ちの整理をつけやすい環境と言えるでしょう。

 

また、ケースによっては、別居によって「離婚しやすくなる」というメリットがあります。別居によって家庭が破綻しているという判断により離婚しやすくなることがあります。ただし、全てのケースによって別居が離婚に有利に働くわけではないため、「別居によって離婚したい」「離婚で有利にするために別居を」「どうしても離婚してもらえない。別居して最終的に離婚を」という場合は、まずは弁護士に相談することをお勧めします。

 


離婚問題で別居するデメリットとは


 

別居によるデメリットは「話し合いがし難くなる」「離婚まで長引いてしまう」「仲直りできたものが、相手との関係が希薄になった結果として離婚に繋がってしまう」というものです。子供もいて、子供を置いて別居している場合は「子供との関係が希薄化する」「子供に関する情報を得難い」というデメリットもあります。

 

別居することでパートナーと距離ができます。一人で冷静に今後のことを考えるにはもってこいの状況ではあるのですが、いざ決断しても、パートナーに連絡して都合をつけなければ離婚の話もできません。今までは一緒に暮らしていたので、家庭に何かあればパートナーと都合を合わせることも苦労することはなかったことでしょう。夕飯の時にでも「話があるのだけど」と切り出せばよかったはずです。

 

別居すると精神的に距離が開くだけでなく、物理的にも距離が開きます。離婚条件などの話し合いがなかなかできず、結果的に離婚問題が長引いてしまう可能性があります。また、本当は冷却期間を置いて大丈夫なら離婚はせずにいようと考えていたのに、別居したことにより心が離れてしまい、最終的に離婚に至るというケースがあります。

 

子供がいる場合、子供を置いて別居していると、子育てについての話し合いが難しく、子供との関係が希薄するというデメリットがあります。子供は離婚すべきパートナーではありません。今後も変わらず愛する子供であることでしょう。別居により子供と距離が開いてしまうのは、大きなデメリットであると言えます。

 


最後に


 

離婚する前に必ず別居をする必要はありません。すぐに離婚条件を定めて、お互いすっきり離婚してしまうのも一つの道です。しかし別居をすることにより見えてくるものもあるのではないでしょうか。別居のメリットに納得したら別居してお互いを見つめ直してみるのも一つの方法です。

 

もし別居も含めて離婚の気になる疑問点がありましたら、法律の専門家にご相談ください。それもまた、お互いを見つめ直す機会になるかもしれません。