作成日:2018年12月12日

離婚してくれない相手と離婚するために取るべき行動

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「離婚したいと思っているのに、相手が反対してなかなか離婚してくれない」このようにお悩みの方も少なくないでしょう。

 

自分が離婚したいと思っても、相手が同意してくれなければ離婚することはできません。では、離婚したいのに相手が離婚に応じてくれない場合はどうすれば良いのでしょうか。

 

今回は、離婚したいけれどできないとお悩みの方がとるべき行動についてご紹介します。

 

 

相手が離婚してくれない理由について

 

相手が離婚に応じてくれない場合に離婚を進めるには、まず、相手が離婚したくないと考えている理由を突き止め、これを対処することが大切です。

 

まずは、離婚してくれない場合によくある理由を見ていきましょう。

 

 ① 子どものため

 

お子様がいる家庭では、夫婦仲の悪化だけでは離婚しない場合も多いでしょう。離婚すると、お子様が転校することになったり、片方の親と離れ離れになったりすることになります。

 

これをかわいそうに考えることで、なかなか離婚に応じない場合があります。

 

② 経済的な理由

 

すぐに離婚できない理由に、経済的な問題があります。特に、パート程度の仕事しかしていない女性は、経済的理由によって離婚できないことが多いです。

 

また、お子様がいる場合は働き口を見つけるのも大変なので、離婚後の収入源をどうするかが課題となるでしょう。

 

③ 世間体が気になる

 

もし離婚をしてしまうと、身内や友人、知り合いに何か言われるのではないか、噂されるのでは、と人の目が気になって離婚に踏み切れないという方も多いです。

 

➃ あなたが有責配偶者である

 

有責配偶者は、法律上の離婚の原因を自ら作り出した者を指します。そして、有責配偶者が離婚したいと考えて、裁判で離婚を求めたとしても判例実務上、限られた場合を除き、離婚を認められないのが現状です。

 

特に、不倫が原因で離婚する場合は、自分で離婚の原因を作っておきながら「離婚したい」とは虫が良すぎると思われ、相手が離婚に応じてくれないというケースが多いです。

 

⑤ 愛情が残っている

 

自分が離婚したいと思っていても、相手があなたに対する愛情が残っていて、やり直したいから離婚したくないと考える場合もあります。

 

 

相手が離婚してくれないときの対処法

 

では、相手がなかなか離婚してくれない場合はどうすれば良いのでしょうか。ここからは、離婚してくれないときの対処法をご紹介します。

 

  1. 法定離婚事由の有無の検討

 

まずは、相手が絶対に離婚したくないと言っていても、実際に離婚できるかどうかを考えることが大切です。法定離婚事由(離婚の原因)を相手側が作ったのなら、相手がどんなに離婚したくないと言っていても、離婚裁判をすれば認容判決をもらうことができるので、最終的に離婚することが出来るのです。

 

この場合は、時間がかかるかもしれないのですが、最終的には離婚することが出来るので、あまり急ぐ必要はそこまでないでしょう。相手側に離婚の原因がある場合は、その事実を示し、話し合いを進めていくことがおすすめです。

 

  1. 離婚調停を活用する

 

何らかの法定離婚事由が無い場合は、相手の同意を得ることが出来ない限り、離婚することが出来ません。そのため、慎重に対応する必要があります。

 

具体的にはどのようにすればよいのか、ご紹介していきます。

 

 

条件によっては離婚できるという場合

 

この場合は、相手の要求をしっかり聞いたうえで、自分がその要求に沿うような離婚の条件を提示します。

 

または、自分が考える離婚の条件を相手にのんでもらえるように、相手を説得するという方法があります。

 

 

相手が離婚自体を拒否している場合

 

相手が離婚を拒否している場合は、話がこじれることがあるでしょう。この場合は、何らかの方法で相手を上手に説得する必要があります。

 

離婚したいと考える方からすれば、とにかく早く離婚したいと考えるでしょうが、相手からすれば離婚の要求に疲れ、自分の考えを聞き入れてもらえないという不快感がどんどん募っていきます。

 

相手が離婚を拒否している場合は、まずは我慢して、時間をかけながら相手の気持ちをゆっくりと解きほぐしていくことが大切です。この場合は、離婚調停を活用し、第三者である調停委員や裁判官の法律的な視点を入れて、対応していくことがおすすめです。

 

  1. 離婚の条件をゆるめる

 

相手が離婚に同意してくれない場合は、自分が出している離婚の条件が相手にとって飲めない内容である可能性があります。相手を説得するには、こちらが出した離婚の条件を少しゆるめる必要があるかもしれません。

 

相手に離婚の条件を再度確認し、どうしても譲歩できない場合は自分だけで説得することが難しくなるでしょう。

 

この場合、調停ではなく裁判を視野に入れることがおすすめです。

 

  1. まずは別居をする

 

離婚してくれない相手と一緒に生活するのもつらいと思います。

この場合は、思い切って別居に踏み切ることで、スムーズに離婚できる可能性があります。

 

相手が離婚に応じてくれない場合は、冷却期間をおくという意味でも、まずは別居を申し出ることがおすすめです。

 

  1. 弁護士に相談する

 

離婚してくれない相手にお悩みなら、弁護士や離婚カウンセラーなどのプロに相談してみることがおすすめです。

弁護士は、具体的な離婚のお悩みを相談・解決することが出来ます。

 

離婚カウンセラーは、希望によって夫側と妻側の双方の相談を受けてもらえるでしょう。そのため、自分では聞き出せなかった相手の考えを聞くことが出来る場合もあります。

 

 

最後に

 

相手が離婚してくれない場合は、その原因を聞き、自分が譲歩できることは譲歩して夫婦で話し合うことが大切です。

それでも相手の気持ちが変わらず、離婚が進められない場合は、調停裁判を使って離婚を進めていきます。

 

離婚裁判では法律的な知識が必要になるので、自分一人で進めていくより、法律のプロである弁護士に相談・依頼することがおすすめです。

 

相手の気持ちが硬く、なかなか離婚に同意してくれないことが予想される場合は、協議離婚など早い段階で弁護士に相談した方がスムーズにいくでしょう。一人で考え込まないで、早めに弁護士に相談した方が、最適な解決策を見つけられるでしょう。