作成日:2018年08月11日

円満離婚のために夫婦が抑えるべきポイント

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離婚届けに判子を押して役所の窓口に提出すれば離婚は成立します。しかし、離婚には子供の親権や今後のこと、財産分与や婚姻費用など、話し合うことがたくさんあります。離婚原因によっては慰謝料の話にもなるでしょう。要するに「離婚届を提出して円満にすっきり離婚」とは、なかなかいかないということです。

 

お金の話や子供の話は親族間や友人間でも、時にトラブルに発展します。これから離婚しようとしている男女の場合、感情も相まって、なおさらこじれることが予想されます。

 

円満離婚を果たすために夫婦が抑えるべきポイントは何でしょうか。スムーズに離婚するために気をつけたいポイントについてお話します。

 

 

円満離婚のための3つのポイントとは

離婚話は必ず荒れる。意見の対立やお金の話で諍いに発展する。離婚についてそんな印象を持っている人は少なくありません。確かに、離婚の原因になるのは、不倫や価値観の違い、性格の不一致や親族トラブルなどの、夫婦でなくても揉めてしまいそうな原因ばかりです。原因が原因ですから、原因によって引き起こされる離婚も「きっと揉める」「泥沼離婚になるに違いない」と思ってしまうのも仕方のないことかもしれません。

 

しかし、離婚話は必ずしも荒れるわけではありません。ポイントを抑えておくことによって、スムーズな円満離婚をすることも可能です。これから離婚しようと考えている人や、現時点で離婚という選択肢がちらついている人は、円満離婚のポイントをおさえて、すっきりとした第2の人生を目指してみてはいかがでしょうか。

 

円満離婚のために抑えておきたいポイントは「離婚後の生活の基盤を整えておく」「自分の主張に優先順位をつける」「感情的にならない」3つです。

 

 

1、離婚後の生活の基盤を整えておく

離婚話を持ち掛けるまでの間に、自分の離婚後の生活の基盤をしっかり整えておくことが円満離婚のためのポイントです。離婚後の生活の基盤とは、住む場所や仕事、お金や手続きについて、すぐに新生活に移ることができるように、計画をしっかり練って、準備を整えておくということです。

 

離婚後に新生活の基盤が決まっていないと、それだけ新しい生活に移ることが遅れます。遅れるということは、離婚後も顔を合わせる機会が増える可能性があるということです。たとえば夫婦で夫名義の持ち家に住んでいたとします。離婚して夫は家に残り、妻は新しい生活をはじめる予定でした。しかし妻は離婚後の生活基盤を整えていなかったため、すぐに家を出て行くことができませんでした。

 

離婚後またはすぐに離婚できる状況なのに新生活へと移ることができず、「何も決まっていない」とずるずると生活を続けてしまうと、顔を合わせる機会がすぐに新生活に移ったケースよりも多くなるため、感情的なしこりが生まれたり、怒りが再燃してしまったりすることが考えられます。

 

離婚と共にすっきりと新しい生活に移ることができるようにしておけば、離婚後はもう相手と顔を合わせる必要がありません。感情的な摩擦や再燃を防ぐことができます。これが円満離婚の第1のポイントです。

 

 

2、自分の主張に優先順位をつける

円満離婚のためには、離婚成立までにすっきりと話し合いを終わらせておくことが大切です。離婚後もずるずると養育費や慰謝料について話し合いを持ち続けている状態は、とても円満離婚とは言えません。ですから、財産分与や養育費、親権などの話し合いをすっきりまとめておくことも円満離婚の大切なポイントの1つになります。

 

離婚のために財産分与や養育費の話し合いをする場合「あれもこれも」と主張しては、まとまる話し合いもまとまりません。また、財産分与の話をしている時に養育費の話に切り替えたり、2つ以上の主張を一緒にしてしまったりしては、話し合いが混乱してしまいます。話し合いをスムーズにまとめるためには、主張に優先順位をつけて、1つずつしっかりと解決することが早道です。

 

離婚の話し合いをする時は、まずは大切なことや譲れないことに優先順位をつけましょう。どのようにスムーズに話し合えばいいのか。どのように優先度の高い話をまとめればいいのか。弁護士などの専門家にアドバイスを求めることも良い方法の1つです。

 

 

3、感情的にならない

離婚話だけでなく、人と人が意見をまとめる話し合いをする時は、感情的にならないことが重要になります。離婚の原因が性格の不一致で、お互いが面白くない思いをしたとします。しかし、話し合いの場で思い出してイライラしたり、怒ってしまったりするのは得策ではありません。悪い思い出や感情的な確執はぐっとこらえて、より良い話し合いの結果としてまとめることが円満離婚のためのポイントです。

 

反対に相手が感情的になったら、感情を抑えるように諭したり、話し合いは日を改めたりすることも大切です。どちらかが感情的になることによって、円満離婚できた離婚が、泥沼離婚に発展してしまうことも考えられます。話し合いでは、双方落ち着いて、しっかりとお互いの要望を出し合い、まとめることがスムーズな円満離婚のための第3のポイントになります。

 

 

最後に

物事に優先順位をつけ、感情的ならず、しっかりと話し合いをまとめる。離婚は特に離婚条件の話し合いで揉めることが多いので、話し合いの場を泥沼化させずにしっかり乗り切ってまとめることができれば、それだけ円満離婚に近づくことになります。

 

また、離婚後の生活基盤を築いておくことによって相手と感情や言葉の摩擦を起こす確率を減らすことができます。離婚の話し合いがまとまったらすぐに新しい生活ができるよう、計画を立てて準備しておくことが大切です。

 

わからないことがあれば、弁護士などの離婚の専門家に相談し、スムーズな離婚ができるように工夫してみるといいでしょう。