作成日:2018年08月05日

ストーカー被害に遭わない為にできる予防法

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ストーカー行為とは、あえて端的に言えば,特定の人物をつけ回すなどの迷惑行為のことを言います(ストーカー規制法ではもっと詳細に細分化した定義づけがされています)。たとえ相手が仲の良い恋人であっても、日常生活を監視され、どこに行くにもつけ回されることは、気持ちの良いことではありません。精神的なストレスも覚え、不安な毎日を過ごすことになります。

 

ストーカー被害に遭わないためにはどんなことに気をつければいいのでしょうか。自分自身でできる予防について、簡単にお話します。

 

 

ストーカーの怖さとは?予防の大切さ

かつて、ストーカーをテーマにしたドラマがありました。1997年に放映された『ストーカー 逃げきれぬ愛』というドラマです。

 

高岡早紀さんが演じる主人公の岸本海がストーカー被害を受ける様子と恐怖が描かれていました。海がたまたまクリスマスローズの花束を渡した男性が自分に対して好意があると勘違いし、海に対してストーカー行為をするようになったのです。

 

主題歌は坂本龍一さんの娘である坂本美雨さんが唱っていました。どこか哀愁を帯びたメロディーをと共に、「そういえばストーカーを題材にした有名ドラマがあった」と覚えている方もいらっしゃるかもしれません。

 

ドラマでは、花束を渡すという些細な日常の行為がストーカーのきっかけでした。「そんなことがストーカーのきっかけになるものなの?」と疑問に思うかもしれません。日常の中の会話や態度で相手との間に誤解が生じ、自分では予期していない人間関係のこじれが生まれることがあります。ストーカーも、予想外のことがきっかけになってスタートすることがあるのです。

 

自分の行為や行動、気持ちが予想外の解釈をされる。予想外の解釈によって、予想外の行為(ストーカー行為)がはじまってしまう。これが、ストーカーの怖さの1つではないでしょうか。日常のささいなことがきっかけになってしまうからこそ、「日常の中で予防する」ことが重要です。

 

 

ストーカー行為とは具体的などんな行為を指すの?

ストーカー行為には様々なタイプがあります。ストーカー予防を考える前に、どのような行為がストーカーに該当するのか確認してみましょう。

 

  • 1、つきまとう(家を調べてやって来る。会社の外で待ち伏せするなど)
  • 2、監視する(生活や人間関係などを調べられる。隠しカメラで生活をのぞき見されるなど)
  • 3、支配的になる(自分以外の異性と会うなと束縛する。自分の思い通りにならないと急に狂暴な面を見せるなど)
  • 4、頻繁な連絡を求める(毎日長時間の電話連絡。常にメールで何をしているか連絡を求めるなど)
  • 5、自分に都合のいい解釈をする(「嫌だ」といっても「遠慮」だと解釈する。ちょっとした物を渡しただけで自分を愛している、特別視していると解釈するなど)

 

1から5はほんの一例に過ぎません。過度なつきまといや、監視行為支配的な行為迷惑行為などを総合的にストーカー行為と呼ぶので、これ以外にも行為によってはストーカー規制法に抵触するストーカー行為に該当する可能性があります。

 

ただし、頻繁な連絡や情報を探ることなどが即座にストーカー行為に該当するわけではありません。

 

たとえば、Aさんは同窓会の通知のためにBさんの転居先を知りたいと思っていました。共通の友人であるCさんに、AさんはBさんの転居先や電話番号などを尋ねました。これがストーカー行為になるかというと、ちょっと違います。

 

ストーカー行為に該当するかどうかは「行為の頻度」や「状況」など、要因を総合的に見て判断することになります。相手のスマートフォンに対して1日のうちにかなりの着信履歴を残したとしても、それが緊急性のある連絡のためであり、その日限りのものであったなどの場合は、ストーカーとはわけて考える必要があります。

 

 

日常の中でできるストーカーの予防法2つ

ストーカーを予防するためにはどんなことに気をつければいいのでしょうか。ストーカーの予防法として考えられるのは、次の3つです。

 

 

1、防犯や安全対策でストーカー予防

防犯対策をとることで、ストーカー予防にも効果が期待できます。たとえば、家の鍵を換えたり、ゴミの出し方に気をつけたりすることがストーカー予防になります。

 

特に家の付近をうろつくタイプや、家までやって来るタイプの場合、鍵を換えることによって最悪の事態を防ぐことにも繋がります。ゴミは個人情報の塊ですので、手紙や書類などは細かく切って捨てましょう。他のゴミも、情報が探られないように対策して捨てることで情報を探られ難くします。

 

 

2、大家への相談や一人暮らしだと悟らせないようにすることで予防

また、女性の場合は一人暮らしだと悟られないようにすることで、「男性がいるかもしれない」とストーカー側が警戒する可能性があります。ストーカー予防になります。セキュリティがしっかりしているマンションやアパートに引っ越すのもストーカー予防法の1つです。

 

大家や管理会社に相談しておくことでストーカー予防をすることもできます。自分の情報を探っている人がいる、家の周囲を歩き回っている人がいるなどの場合は、大家や管理会社に気をつけてもらうことによって予防になります。ストーカーが世間話をするように見せかけて大家に話しかけ、帰宅時間や生活状況を何気なく探ることも考えられるからです。大家や管理会社の耳に入れておくことでストーカーへと情報が伝わることを防ぐことができます。

 

 

3、弁護士や警察に相談する

ストーカー行為によって困っている状況であれば、弁護士や警察に相談することも予防の1つです。既にストーカー行為に直面している場合は、早めに相談することによってストーカー行為がエスカレートすることを防ぐことができます。

 

いきなり警察に相談することに不安があるなら、まずは弁護士に相談することも良い方法です。警察に対してどのように相談すればいいのか、また、現状でできる予防策などがあるのか、弁護士からアドバイスを受けるといいでしょう。

 

 

最後に

ストーカー行為は日常の中の何気ない1コマからはじまってしまいます。ドラマの脚本も、日常の1コマからストーカーがはじまってしまう様を描いていました。だからこそストーカー行為は恐ろしく、日常の中での予防が重要になります。

 

自分でできるストーカー被害に遭わない為の予防法は、防犯意識を高め、ゴミ出しなどの日常の中のちょっとしたことから情報を拾われないように工夫することです。気になることや不安なことは弁護士などの専門家に相談し、日常の中に専門家のアドバイスを活かすことも大切なことといえるでしょう。