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2020.08.14
企業

クレーマー対応を弁護士に依頼するメリット・デメリット

 

経営者であれば,いわゆる不当要求・クレームに悩まされた経験は一度はおありかと思います。

本記事では,クレーム対応(ここで言う,対応とは,クレームがあったときの事後対応のみならず,クレーム予防策を弁護士と一緒に考えることも含みます。)を弁護士に依頼するメリットデメリットを簡単に説明します。

弁護士に依頼するメリット

1 法的に正しい対応ができる

2 交渉やクレームに慣れた専門家が対応する

3 交渉窓口が変わるので直接対応する手間が省ける

4 お客様の態度が沈静化しやすい

⇒つまり,弁護士に依頼することで,経営者・担当者の負担が大幅に軽減されるとともに速やかに妥当な解決が期待できる,ということですね。

弁護士に依頼するデメリット

1 対決姿勢をしめすものと受け止められることがある

2 費用がかかる

3 法的に正しいが事務的な対応になりがち

4 相手も弁護士を立てて、紛争が長期化する可能性もある

⇒1や4は相手方の捉え方の問題もありますが,それでも,経営者や担当者がクレーム対応に追われることはなくなります。

弁護士に依頼した方が良いクレーム事案5つ

これらのメリット・デメリットを踏まえると,以下のような事案では弁護士に早急に相談したほうがよいでしょう。

1 法外な損害賠償の要求がある

2 お客様が弁護士に依頼している

3 暴力や脅迫を伴うクレーム

4 裁判や調停を申し立ててきている

5 社会常識に反するほど執拗に接触を図ってくる

6 クレーム対応者が1人しかいない、相談できる相手がいないなど、担当者の精神的な負担が大きい

 

弁護士の業務で大切なのは,クレームを水面下で解決し,いかに裁判に持ち込まないか,という点です。

クレーム対応に悩まされている経営者の方は,クレーム対策について,一度弁護士に相談してみてはいかがでしょうか。