作成日:2018年07月15日

定年後の離婚について~メリットとデメリット~

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離婚にはタイミングが重要だと言われます。離婚のタイミングとしては、子供の卒入学や進学が1つとして挙げられます。他には、夫の定年を1つのタイミングと考えて離婚する夫婦もいます。離婚はタイミングによってメリットとデメリットが変わってきます。

 

定年後の熟年離婚。メリットとデメリットとはどんなものなのでしょうか。それぞれ3つのポイントで解説します。定年後の離婚を考えている人は、メリットとデメリットをよく考え、離婚するかどうかを判断しましょう。

 

 

定年離婚の3つのメリット


 

 

熟年離婚の1つである定年離婚。その年齢まで連れ添った夫婦が定年を1つの機会として離婚することには、相応のメリットがあります。メリットがあるからこそ、離婚しようと思った時ではなく「定年」まで待って離婚する夫婦がいるという現実があります。

 

定年離婚のメリットは、具体的に3つあります。

 

 

  • 定年離婚によってストレスから解放される

 

離婚するということは、結婚生活に何らかの不満を抱えているケースが多いと考えられます。夫婦の間にある性格の不一致や、パートナーの言動に対する不満など、離婚の引き金になる原因は夫婦それぞれです。夫婦の間に離婚の引き金になるような不満や不和があると、離婚するまでストレス状態が続きます。離婚しようと決意していながら定年まで待っている状態はストレス状態とイコールなのです。

 

定年を迎えて離婚が成立することにより、ストレス状態から解放されます。不平や不満を抱えてずっと我慢し続け、心身のバランスを崩すこともあります。人生の転機によって離婚してストレスが軽減することにより、心身が楽になるというメリットがあります。

 

 

  • 定年離婚によって新しい人生を歩むことができる

 

定年離婚によって、自分が本当に進みたい新しい人生を歩むことができます。

 

厚生労働省の調査によると、日本の平均寿命は2017年の段階で男女ともに80歳を超えています(参照 : https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG26HGD_X20C17A7000000/)。定年後もまだまだ長い人生が続くということです。

 

「人生100年時代」とも言われます。定年までを一区切りとして、新しく趣味にチャレンジしたり、開業したりと、第二の人生を歩む方がたくさんいます。

 

夫婦として我慢して生活しなければいけない。別に、そんな決まりはありません。男女ともに定年を1つの区切りとして、第二の人生を歩むことができるというメリットがあります。

 

 

  • 離婚までの期間が長いのでしっかりと準備できる

 

離婚しても、離婚後の生活が問題です。生活費や家事を夫婦で分担していたのに、離婚後は基本的に全て1人です。また、預金や今後の働き口の決定などをしっかり考えておかないと、離婚後に生活が破綻するリスクもあります。急な離婚ほど生活破綻のリスクは高いと言えます。

 

離婚までの期間が長いと、離婚を見すえてしっかり準備することができます。離婚後の生活を考えていくら預金が必要なのか具体的な計算からはじまって、実際の預金や年金の準備などをすることができます。準備期間を長く設けることによって、離婚によって生活の破綻が起き難くなります。

 

 

定年離婚の3つのデメリット


 

 

定年離婚には3つのデメリットもあります。定年も人生の転機です。離婚も1つの転機であると言えます。自分の人生の切り替え地点ですから、メリットとデメリットをよく比較し、慎重に決断しましょう。

 

 

  • 定年後の生活が孤独になってしまう

 

定年後に離婚することにより、残りの人生を孤独に生活しなければならない可能性があります。もちろん、離婚によって婚姻関係は切れていますから、再婚することは可能です。しかし再婚を望まない場合、子供は子供の家庭、自分は自分というかたちで、離婚後の人生を1人で切り拓いて行くことになります。

 

離婚前はパートナーが家にいました。しかし離婚後は、基本は「1人」です。誰かに一緒にいて欲しいという人にとっては定年離婚が孤独という名のデメリットになることがあります。

 

 

  • 介護や看病面でのデメリット

 

定年離婚には介護や看病の面でもデメリットがあります。定年離婚することによって元パートナーや元パートナーの親族を介護したり、看病したりといった大変さから解放されます。これは、介護に悩む人やパートナーの親族との不和を抱える人にとってはメリットになります。しかし、それは自分も同じことです。

 

体調を崩した時や介護が必要になった時に、元パートナーや元パートナーの親族を頼ることはできません。介護や看病が必要になった時にどうするか、よく考えて定年離婚する必要があります。

 

 

  • 定年後の生活費や医療費のデメリット

 

離婚後も生活は続きます。生活費をはじめとしたお金をどのように捻出するかが課題になります。離婚前に計画性を持って預金を積み立てていても、介護や怪我病気などの突発的な事態が発生すると、自分1人のお金では対処が難しくなります。

 

婚姻生活では、片方が病気をしても、もう片方が支えるという分担ができました。しかし、定年離婚することによって、病気や怪我リスクが高まる定年後の年代を1人で乗り切らなければいけないというデメリットが生まれます。

 

 

最後に


 

 

定年後の離婚にはメリットとデメリットがあります。大切なのはメリットとデメリットをきちんと知って離婚すること、そして将来的な計画性を持つことです。

 

20代での離婚と、定年直後の離婚では、離婚後の生活が異なってきます。仕事、お金、親族との関わり方、体調面の問題など、離婚を決意した世代で考えられるリスクや現実を冷静に受け止めて離婚することが重要です。