作成日:2018年04月30日

嫁姑問題が原因で離婚する前に知っておくべきこと

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婚姻している男女には「金銭トラブル」「子供の教育などの考え方の違い」といった、関係に亀裂を生じさせかねない色々な問題があります。

「嫁姑問題」も、そんな夫婦関係に亀裂を生じさせかねない問題の一つではないでしょうか。

 

姑と同居しているかどうかに関わらず、嫁と姑の関係で離婚に発展するケースがあります。嫁姑問題が原因で離婚する前に知っておきたい、頻出の疑問点についてお話します。

同じ「離婚」でも、原因によって知っておきたい知識は異なります。

 

嫁姑問題での離婚では、まずは3つの知識と疑問を明確にしておきましょう。

 

 

■嫁姑問題の離婚!原因はどこにあるの?

 

嫁姑問題で離婚に発展した場合、原因はどこにあるのでしょうか。嫁と姑の関係に亀裂が生じたわけですから、嫁側にしてみれば「原因は姑です」と考えるでしょうし、姑側にしてみれば「嫁に原因があります」と答えるのではないでしょうか。しかし、果たして原因は嫁と姑の関係だけでしょうか。

 

例えば、子供の進学について話していたとします。嫁は子供の進学先をA学校がいいと考えていました。夫も同意を示していました。しかし、そこに姑がやってきて「B学校がいいのではないか」と言い出しました。

A学校とB学校、子供の進学先を巡って嫁と姑が対立し、嫁姑の関係が悪化しました。夫は特に間を取り持つことはなく、二人の間でおろおろしています。最終的に、嫁と夫は離婚しました。

 

このケースではどうでしょう。離婚原因はどこにあると思いますか。

 

一見して、嫁姑問題が離婚原因に見えます。しかし、根底にあったのは子供の教育問題です。嫁姑の関係が子供の進学での意見対立に端を発しているわけですから、離婚の全ての原因が「嫁と姑の関係」にあったと言い切ることはできません。

 

また、夫が双方を取りなすことなく、関係の悪化を放置してしまったことも考えると、「夫の態度」も離婚原因の一つと言うことができます。

 

嫁姑問題が離婚原因になっている離婚。

 

嫁姑問題が離婚の引き金になったが、他の問題も隠れている離婚。

 

離婚原因の中で嫁姑問題が原因の一つに過ぎない離婚。

 

他の大きな離婚原因があり、嫁姑の関係にも亀裂が入っていた離婚。

 

・・・このように、嫁姑問題が離婚原因になっていても、いくつかのパターンがあります。

 

因数分解をするように、離婚原因がいくつあるのか、最大の離婚原因は何なのか振り返ってみることが重要です。嫁姑問題が引き金になっていても、根底には不倫などの問題が存在しているケースもあります。離婚原因によって慰謝料請求なども検討できるため、離婚原因の分析は慎重に行いましょう。

 

 

■嫁姑問題の離婚ではどんな準備をしておけばいいの?

嫁姑問題で離婚する場合はどんな準備をしておけばいいのでしょうか。

 

基本的に、どんな離婚原因で離婚するケースでも、離婚後には「新しい自分の生活」がはじまることを意識して準備を進めることが重要になります。新しい生活のための住居や、当面の生活費、子供の預け先や進学先の手続き、就職先などは先に準備して離婚を進める必要があります。

 

自分一人で準備を進めることが難しいと考える場合は、親族などの信頼を置くことのできる人に相談し、離婚後の準備を進めるといいでしょう。法律家に相談し、この他にどんな準備を進めることが適切かを確認しておくことも一つの方法です。意外な「こんな準備をしておくといい」が見つかるはずです。

 

ただし、注意点があります。離婚の準備を知人や親族に手伝ってもらうことは、離婚後の生活をスムーズにすることに繋がります。ですが、離婚そのものの話し合いを知人や親族に手伝ってもらうことは、火に油を注いでしまう可能性があります。

 

離婚そのものの話し合いを妻の両親が手伝うことになったとします。姑は夫側の母親ですから、話し合いが過熱し、親族間の確執へと発展した結果、離婚が大事になることが想定されます。離婚準備の手伝い離婚の話し合いの手伝いは別物だと考えることが必要です。

 

 

■嫁姑問題の離婚で慰謝料請求はできるの?

「慰謝料請求ができること」「慰謝料請求が認められること」は別物です。慰謝料請求が認められてはじめて慰謝料の支払いになります。

 

実際に慰謝料請求が認められるかどうかはケースバイケースと言えます。弁護士などの法律の専門家に「慰謝料請求が認められる可能性があるか」「可能性があるとすれば、どのように進める必要があるか」相談することをお勧めします。

 

慰謝料請求を検討している場合や、姑が原因で離婚を考えている場合は、姑の言動を詳細に記録するなど、証拠を残しておくようにしましょう。記録があった方が、弁護士との相談もスムーズに進みます。早めに相談し、他にどんな記録や証拠があった方が望ましいか、弁護士に確認しておくことも重要です。

 

 

■最後に

嫁姑問題は、離婚問題の中でも代表的な原因の一つです。代表的な原因だからこそ、離婚時には「他の原因が重なっていないか」をよく考える必要があります。浮気などの他の原因が重なっていることによって、離婚の話し合いの方向性や慰謝料請求などの考え方が変わってくる可能性があるからです。離婚を決意した時の原因となる出来事や言動を因数分解してみると、より「離婚」を冷静に分析することができます。

 

嫁姑問題での離婚について、わからないことがありましたらご相談ください。ケースごとのアドバイスが可能です。