作成日:2018年02月01日

急増している熟年離婚の原因や熟年離婚後の生活について

熟年離婚が急増しています。少子高齢化の影響で、熟年と呼ばれる世代が多くなりました。その世代の人数が増えるということは、その世代でのトラブルも増えますし、テレビでクローズアップされる機会も増えるということです。結婚している男女は二十代、三十代、そして熟年と呼ばれる世代問わず存在しています。そして時にどんな世代の夫婦も、離婚問題男女問題に困っていることがあります。

 

今回は急増したと言われる熟年離婚の原因と、離婚後の生活を考える上で知っておきたい注意点についてお話します。

熟年離婚が人口の関係等で増えているのならば、今後の知識として頭に入れておきたい事柄です。ニュースを見る目も変わってくるかも。

 


熟年離婚が増えている?その原因とは


 

 

熟年離婚が急増している原因の一つが、熟年と呼ばれる世代の人口が増えたことだと言われます。熟年と呼ばれる世代は、二十代や三十代より結婚している男女が多い世代でもあります。人数が多く、年齢的に婚姻経験が多い世代が熟年と呼ばれる世代です。

 

婚姻している男女が多いと、その分だけ離婚する数も多くなります。絶対数が多いからです。また、その世代の人口が多いと、その分だけテレビや新聞でクローズアップされる機会が増えます。

 

厚生労働省の調査によると、2016年の段階で1975年と比較して離婚件数は1.8倍に増えているとのこと(参照 : http://www.jili.or.jp/lifeplan/lifeevent/mariage/10.html)。

 

今後少子高齢化が進み,熟年と呼ばれる年代の男女問題や離婚問題はクローズアップされると予想されます。一つの社会問題として知っておきたいこと、そして自分の身近な問題として知っておきたいことでもあるのです。

 

熟年離婚の原因とはどんなものでしょうか。また、熟年離婚をする上で考えておきたいこととはどんなことでしょうか。

 


熟年離婚の原因の特徴は「我慢」「区切り」


 

 

熟年離婚の原因は、二十代や三十代の夫婦の離婚原因と大差ありません。「性格の不一致」「価値観の違い」「浮気などの男女トラブル」「金銭感覚の違い」などが熟年離婚の原因になります。二十代や三十代、そして四十代の夫婦も、これらは離婚の代表的な原因になっています。

 

例えば日本の離婚原因第一位と言われる「性格の不一致」。この原因は、どの世代でも離婚原因のランキングでは常にトップまたは上位をキープしています。性格の不一致という離婚原因には「考え方が違う」ことから恋愛観の違いや家族間の違い、生活様式の違いまで様々な意味が含まれます。非常に広義的な意味を持つ離婚原因ですので、どんな世代でもランキングの上位に位置しているのも納得できます。

 

浮気などの男女トラブルも、熟年離婚の原因となるだけでなく、他の世代の離婚原因にもなります。浮気も常に離婚原因の上位をキープしています。

 

熟年離婚の原因としても、よく離婚原因として挙げられる「不一致」や「浮気」は多いものです。ただ、熟年と呼ばれる世代に特有の離婚原因も存在します。特有の離婚原因とは「我慢の末」「一つの区切り」です。この二つの離婚原因は、熟年離婚に特有の原因として注目したいところです。

 

  • 我慢の末

もともと熟年離婚を決意する前に、精神的な我慢などが積み重なり、熟年離婚の原因となるケースです。例えば夫がかつて浮気をしていた、暴言などの離婚原因になり得る事情が家庭内にあったけれど、後の年金額や生活費、子育てのことを考えて離婚しなかった等がこれにあたります。

我慢に我慢を重ね、夫の退職により家庭内で一緒にいる時間が増え、これ以上我慢することも難しいと熟年離婚を決意するケースもこれにあたります。

 

  • 一つの区切り

浮気や暴言、モラハラのようなことはありませんでしたが、子育てや退職を熟年離婚の原因として、離婚に踏み切るケースです。

子育てや仕事の都合など、今までは家庭を中心に生活していた夫や妻が「子育ても終わった」「退職した」「これからは年金で暮らすようになる」などの人生の節目を迎えるにあたり、第二の人生をスタートするために熟年離婚をします。

 

こういった離婚原因は二十代や三十代よりも、熟年と呼ばれる年代に多いという特徴があります。

 


熟年離婚の原因に関わらず離婚後生活の金策は大切


 

 

熟年離婚をする上で考えておかなければならないのは、離婚後の金策です。二十代や三十代の離婚では、離婚後すぐに就職し、結婚前よりお給料をたくさん手にする男女がいます。しかし熟年離婚では、退職期に差し掛かり、再就職も困難な年代になります。給与ではなく年金を中心にした今後の生活費などの金策が必要になります。

 

年代的な踏まえた上で、財産分与年金分割をよく考える必要があります。熟年離婚後はどんな生活をするのか、どれくらいのお金が必要なのか、弁護士や社会保険労務士などによく相談し、生活設計を立てるようにしましょう。

 


最後に


 

 

熟年離婚の原因は、熟年と呼ばれる世代以外の離婚原因とほとんど変わりません。ただ、特徴的なのが、子育てや生活のためにしてきた「我慢」が一気に表層に現れることにより熟年離婚の原因になることと、退職や子供の独り立ちを「区切り」として、夫婦が別々の道を歩くために熟年離婚の至ることなどです。熟年離婚特有の原因と言えるのではないでしょうか。

 

熟年離婚の原因はそれぞれ。原因によって悩む部分も変わってくることでしょう。離婚の疑問点などは、弁護士などの専門家に相談し、早めに解消しておくようにしましょう。