作成日:2018年01月19日

弁護士に相談をする前に準備しておきたいこと

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弁護士へ相談する時は、その相談がより実りあるものとなるように相談の事前準備をしておくことが重要です。「何となく相談すれば大丈夫だろう」と手ぶらで、しかも事前準備なく相談してしまうと、せっかくの相談時間が無駄になってしまう可能性があります。

 

より皆さんのお悩みの解決に役立つように、弁護士に相談する前に、相談のための準備をしておきましょう。具体的にどんな準備をしておけば相談時間をより良いものにできるのか、法律事務所の目線からお話します。相談前には次の3つの準備をしてみてください。

 


弁護士について相談する前にしておきたい3つの準備


 

弁護士に浮気などの悩みごとを相談する時は「とにかく弁護士に相談すれば何とかなる」と簡単に考えることは禁物です。なぜなら、弁護士は「あなた」ではないからです。相談者が相談に来た時点では、弁護士は状況をほとんど把握していないのです。「浮気されました」といった、ふわっとした事情説明だけでは、弁護士も「それは困りましたね」と、ふわっとした解答しかできません。

 

弁護士は事情を確認してから「法的な解決法を提案する」存在です。きちんと事情を説明しなければ、解決法の提案すらできないことになります。ふわっと「大体こんなことがありまして」ではなく、もっと詳細な事実を話し、「より現実に即した解決法を法的な観点から提案」してもらってこそ、弁護士への相談が有意義なものになると言えるのではないでしょうか。弁護士とケースに合った解決法をよく話すためにも、相談前に事前準備をすることが望ましいと言えます。

 

「事前準備」というと、とても難しいことのように感じられるかもしれません。決して難しいことでも、大変なことでもありません。相談時間を有意義に使うため、次のような簡単にできる準備をしてみてください。

 


弁護士について相談する前に記録やメモの準備を


 

相談時には、できるだけ詳細な現状の説明があった方が弁護士もより現状に即した解決法の提案ができます。話しながら時系列を考えるのではなく、相談前にメモ書き程度で構いませんので、悩みごとや現状の時系列を書き留めるという事前準備をしてみてください。

 

例えば、夫の浮気で悩んでいたとします。こんな時は、「夫の浮気に気づいたのは何時だったか」「夫が浮気と思わしき行動をとっていたのは何月何日だったか」「夫が浮気隠しと想像される嘘をついたのは何月何日だったか」などを時系列に書き留めてみてください。時系列に書き留めると共に、その時の夫の言葉や行動なども思い出せる範囲でまとめてみてください。

 

いざ相談という時にいきなり「メモをしてください」「まとめてください」と言われても困りますね。なので、こういった記録は、夫が浮気をしていると気づいた時点で早々にはじめてしまうことをお勧めします。普段から記録をつけておくと、弁護士の相談予約をとってから慌ててまとめる必要がなくなります。

 

同じ浮気の相談でも、夫婦が変われば状況も変わります。状況が変わるということは、解決策のためのより良い方法も違ってくるということです。詳細がわかれば、それに越したことはありません。

 


弁護士について資料の持ち込みと確認を


 

相談したい悩みごとに契約書などの資料があれば、基本的に準備して相談時に持って来る方がより有意義な相談ができます。ただし、悩みに関する資料であっても「全て必要か」というと、そうではありません。

 

例えば、浮気相手から嫌がらせを受けており、それも含めて相談したいとします。嫌がらせは、ファックスの白紙を延々と流されるというものでした。この場合、確かに相手から流され出力された白紙の用紙も悩みごとに関係のある資料なのですが、弁護士と相談するのに白紙のファック用紙を数十枚、数百枚単位で持ち込むのは現実的ではありません。運ぶだけでも大変です。また、悩み相談に必要な資料の枚数がかなりの数の場合、初回相談では資料すら全て確認することが難しく、相談がまったくできないという事態に陥りかねません。

 

資料があれば相談時に弁護士に見てもらうことで有意義な相談ができます。ただし、資料があまりに多い場合は、資料を読んで相談時間が終了しないように「どんな資料があるのか」「資料の具体的な量」「相談時に持っていく必要がある資料はどれか」を法律事務所に確認してから準備を進めると無駄がありません。

 


弁護士について浮気の相談をする前に答えや希望を


 

弁護士に相談する前に、自分なりの気持ちを決めておきましょう。

 

例えば、夫が浮気をしており、その相談を弁護士にしたとします。弁護士は法律の専門家です。クライアントから「こんな希望があるのですが」「自分ではこうしたいと思っています」という答えをきいて、その答えに即した法的な解決策を提案します。ですから、「夫と離婚すべきですか?」「浮気されても婚姻関係を続けるべきですか?」「私はどうしたらいいでしょう」と尋ねられても、弁護士は困ってしまいます。

 

あなたの人生の答えを出すのは「あなた」です。弁護士に相談する時は「離婚したいと考えている」「婚姻関係は継続したいけれど・・・」という大体の希望で差し支えないので、自分なりの希望や答えを出しておくと、弁護士への相談がより実りあるものになります。

 


最後に


 

弁護士に相談する前にしておきたい3つの準備についてお話しました。弁護士に相談するからには、現状を解決するための有意義な相談にしたいものです。そのためにはただ相談するだけでなく、相談をより実りあるものにできるよう、事前準備が必要です。

 

難しい準備ではありません。相談の予約を取る段階である程度の準備をしておくと失敗が少なくなります。