作成日:2018年01月15日

あなたのパートナーは大丈夫?”モラハラ”する人の特徴とは

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「モラハラ」とは、「モラルハラスメント」の略です。「ドメスティックバイオレンス(DV)」が暴力による問題なら、「パワーハラスメント(パワハラ)」は主に社内の地位や権力による問題です。では今回の記事タイトルにも登場している「モラルハラスメント(モラハラ)」は何であるかというと・・・「心や気持ちを傷つける問題」のことを指します。

 

言葉や態度で相手の気持ちや心を傷つける「モラハラ」は社内だけでなく、夫婦間においても大きな問題となっています。モラハラについて今一度考えるきっかけとして、「モラハラする人の特徴」について解説します。皆さんのお宅では、モラハラが男女の問題になっていませんか。

 


モラハラという男女の問題とは?具体例は


具体的にどんな行為がモラハラに該当するのでしょうか。

モラハラは「そのものズバリ、こんな行動がモラハラです」という定義がありません。家庭内においては、パートナーを言動によって傷つけることがモラハラに該当する可能性があります。「可能性がある」と言うのは、パートナーを傷つけてしまう言動も、解釈によってモラハラには該当しないことがあるからなのです。あくまで「心や気持ちを言動によって傷つけること。それによってモラハラに該当する”可能性”がある」としか言えません。

 

モラハラは非常に広い解釈ができます。また、モラハラに該当しそうなことでも、ケースによっては「モラハラではないのでは?」という解釈も成り立つため、判断が難しいところがあります。ケースバイケースという側面が、モラハラにはあるのです。

二つばかり、モラハラについて考えるための例え話をいたしましょう。


① 男女のモラハラ問題・事例1


夫婦が夕食時に大喧嘩したとします。喧嘩の原因は、夕飯の時に見ていたテレビ番組への意見の違いで下。夫婦は売り言葉に買い言葉で「馬鹿!」「そっちこそ馬鹿じゃない!」と言ってしまいます。「馬鹿」と言われたせいで、妻は気持ちが傷ついてしまいました。この夫婦は、テレビを見ていてちょっとした喧嘩をすることがよくあります。よく喧嘩をしますが、翌日にはころっと仲直りします。

この夫婦喧嘩のケースを見ると、確かに妻の心が傷ついているわけですから、モラハラという判断が成立すると思うかもしれません。本当にそうでしょうか。

「心が傷ついた」という一面だけを見ればモラハラです。しかし、ちょっとした夫婦喧嘩は多くの夫婦がしますし、ある意味テレビ番組で喧嘩できる夫婦は男女の問題という点で平和という解釈もできるのではないでしょうか。翌日にすぐ仲直りするあたりも、男女の問題としてはとても平和な部類と言えるのではないでしょうか。

「心に傷を受けたから」という一点だけで即座にモラハラと判断されるわけではありません。前後の状況や話の流れを加味して総合的に「モラハラかどうか」が判断されることが基本です。


② 男女のモラハラ問題・事例2


では、こちらの例え話はどうでしょう。

妻にとって、夕飯時はとても苦痛な時間です。夫は妻の作った夕飯をいかにも不味そうな表情で食べます。テレビ番組に対して妻が感想を言っても、「お前は何もわかっていない」「お前は馬鹿だからそんな感想を持つのだ」「そんなわけがない」と、人格や意見を否定するような返事ばかりします。

夫は機嫌が悪くなると、茶碗や湯飲みを大きな音を立てて置きます。テーブルを叩いたり、怒鳴ったりもします。直接的な暴力を振るわれることはありません。しかし妻は精神的に大きな痛みを抱えています。夫との時間が怖くて、苦痛で仕方がありません。夫のこういった言動は日常的なものです。

この事例には、モラハラの代表例となる言動が多く含まれています。こちらはモラハラと判断される可能性が高いことでしょう。


モラハラをする人の特徴とはどんなもの?


モラハラには「夫婦の双方が一時的な喧嘩によって相手の傷つくことを言う一過性のもの」ではなく、「一方的な言動によって傷つける」「日常的に行われている」という特徴が見られることが多いです。また、モラハラをする人にも次のような特徴が見られます。


1、自分の意見が絶対である


自分の意見が通らないとへそを曲げます。自分が中心で、自分に対して意見されることが大嫌いです。妻のみならず、子供や両親などの意見も聞きたがりません。子供にとっては威圧的、独善的な父親という印象が強く残る傾向にあります。外食する時も、妻や子供の意見は聞かず、自分の好きな店を選びます。妻や子供の選択権を奪う、あるいは最初から認めていないタイプです。


2、自分の意見に対して反駁されるとあからさまに不機嫌に


自分の意見に対し、モラハラの対象となる妻が反論することを許しません。別の意見を持つことに対しても腹立たしさを覚えます。自分こそが絶対という考え方があるため、自分に対する意見の違いや反論を「攻撃」と受け止める傾向があります。しかも攻撃を受けたら、自分より力と立場の弱い妻に対してあたるという傾向もあります。


最後に


家庭生活における男女の問題の代表格の一つ「モラハラ」について取り上げました。モラハラはテレビを見ていての一時的な喧嘩などではなく、もっと一方的で理不尽な精神攻撃であるという特徴を持ちます。ただ、モラハラは非常に広い意味で使われているため、具体的に「この言動=モラハラ」と定義し難いところがあります。定義し難いからこそ、自分がモラハラを受けていることに気づかず、苦痛を我慢してしまう妻や夫がいます。

これってモラハラ?

疑問を持ったら、まずは法律の専門家にご相談ください。モラハラについてのアドバイスや対処法まで、弁護士がケースバイケースでアドバイスをすることが可能です。