作成日:2018年01月10日

DVをする妻・夫から身を守るための正しい対処方法

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DVとは「ドメスティックバイオレンス」の略です。家庭内では夫から妻、あるいは妻から夫への暴力行為による被害を指します。被害の9割が力の弱い女性(妻)に集中しているため、夫から妻への暴力を伴う加害行為の代名詞として使われることもあります。

 

DVを受ける妻の中には、苦しみを我慢し続けてしまう方もいます。「自分が悪いから」「それでも夫が好き」といった気持ちがあるため、DVとして受け止めることができず、身を守るための対処が遅れてしまうことがあるのです。

 

DVは家庭における重大な男女問題です。命に係わることも少なくないため、早急な正しい対処が必要になります。「DVかもしれない」と思ったら、どんな対処をすべきなのでしょうか。

 


男女のDV問題とは?夫と妻の暴力トラブル


 

夫婦になったからといって、意見や行動までパートナーと寸分たがわず同じになることはあり得ません。婚姻届けを提出するまで赤の他人だったのですから、お味噌汁に使うお味噌から目玉焼きにかけるものは何かまで、違っていて当たり前なのです。夫婦になるということは「同じスタート地点に既に立っている」のではなく、同じ家で家族として暮らすために「一緒に意見を出し合って、喧嘩しながらもやっていこう」ということなのです。

 

別々の家で別々の環境で育った二人が家族になるのですから、時に「目玉焼きには醤油!」「いいや、目玉焼きにはソースだ!」という言い合いに発展しても、「それは家族になるために通過儀礼だね」「そうやって意見を出し合って、時に喧嘩して家族になるよね」と、先輩夫婦たちの目には微笑ましく映ることでしょう。

 

しかし、時に微笑ましいという表現では済まないケースがあります。醤油かソースでちょっとした喧嘩になるくらいなら微笑ましいのですが、そこに「暴力」が加わってしまったらどうでしょう。夫が「俺は絶対にソースだ」と主張し、意見の違う妻を殴ったのなら、そこにはもう微笑ましさの欠片もありません。「暴力」が出てきた瞬間に問題が「夫婦の意見の違い」ではなく「暴力問題」にシフトしてしまうのです。

 

DVとは、意見の違いや、意見の違いによる苛立ち、家庭の外への反感や腹立たしさを「暴力」というかたちでパートナーに振るってしまうことでもあります。暴力を振るうこと自体がいけないことです。そして、立派な犯罪です。体に暴力を振るわれるということは、もはや「話し合い」や「夫婦の微笑ましいちょっとした喧嘩」の域を超えているわけですから、「いけないこと」「犯罪」「体や命への危険」を認識し、正しい対処をする必要があります。

 

DVへの対処法としては、具体的に次のようなものが挙げられます。

 


男女のDV問題「警察へ相談する」


 

例えば赤の他人に暴力を振るわれたら、皆さんはどのように対処しようと考えますか。一般的に「暴力は犯罪だから警察に相談」という思考に繋がるのではないかと思います。

 

DVはパートナーからの暴力なので「特別」「犯罪ではない」「自分も悪いところがあるから」という思考に繋がりがちです。しかし例え家族であっても暴力を振るうことは許されません。明確にしたいのは、赤の他人に受けた暴力も、パートナーに受けた暴力も、「暴力の被害」という面では同じということです。警察に相談することにより、適切な対処をしてもらうことができます。

 


男女のDV問題「病院で怪我の治療を」


 

DVではパートナーからの暴力により、体に怪我を負っている事例が非常に多いのです。今は大丈夫でも、後から障害となって出てくる可能性もあります。怪我をしている場合は病院で怪我の治療をしてもらうと共に、診断書を書いてもらいましょう。診断書は、弁護士や警察、自治体に相談する時の資料となります。

 


男女のDV問題「弁護士に相談を」


 

DVの相談先として、法律事務所(弁護士事務所)は有効な窓口です。法的な対処のみならず、DVから身を守るために被害者を守る制度などにも通じており、今後のことも含めて被害者の味方となってより良い解決方法を提示してくれます。警察や自治体の窓口に相談する前に相談する窓口としても適しており、被害者にとって「次は優先的に何をすべきか」「次はどの窓口にどんな相談をすべきか」もアドバイスしてくれます。

 

相談窓口に困ったら、暴力による怪我の治療と弁護士への相談を真っ先に行うことをお勧めします。

 


男女のDV問題「自治体の窓口への相談」


 

各自治体にはDVの相談窓口が開設されています。DV被害者がパートナーから身を守るためにどんな対処を刷ればいいのかをアドバイスしてくれると共に、DV被害者用のシェルターの紹介なども行ってくれます。自治体によって窓口や管轄が異なることがある他、シェルターなども自治体に確認することで手続き面が明確になることもがあります。自治体への相談も早めに行いたいところです。

 


最後に


 

DVは暴力問題ですが、家庭内で起きた場合は夫から妻に対して行われることが多いため、男女の問題として捉えられる側面もあります。家庭内の男女問題という側面があるからこそ、被害者となる妻は「夫だから」「自分も悪いところがあったから」と我慢してしまう傾向があります。例え相手が夫であれ、DVは「いけないこと」「犯罪である」「命の危険がある」ことをはっきりと認識して、早めの対処をすることが鍵になります。

 

DVは早めに対処しなければエスカレートする傾向があると言われています。夫が大切だからこそ「やめさせるために相談する」ことも大切なのではないでしょうか。何より、時に命の危険がある問題です。家庭の問題だと我慢せず、適切な相談窓口に相談することで解決をはかりましょう。