作成日:2017年12月15日

相手の浮気が原因で離婚するときの注意点

couple-touching-foreheads

信頼していたパートナーが浮気をした。これは、一生を添い遂げることを誓って結婚した伴侶にとって、とてもショックなことです。

 

「どうしたらいいの?」「どうしてこんなことに」という気持ちが渦巻いてしまい、今後のことを上手く考えることが難しいかもしれません。頭が混乱して、何からはじめていいかわからなくなるかもしれないですね。

 

相手の浮気が原因で離婚する場合、いくつか注意点があります。パニックになる気持ちもわかりますが、後で後悔しないように、2つのポイントには特に注意して離婚を進めましょう。

 


相手の浮気が原因で離婚するときに気をつけたい2つのポイント


 

相手の浮気が原因で離婚することになったら、特に気をつけたいポイントが2つあります。この2つのポイントに気をつけておかないと、離婚直後は「せいせいした!」と感じるのですが、暫くして「失敗した!」という後悔に繋がることが考えられます。

 

・浮気を知って即座に離婚しない(離婚条件を決めることを後回しにしない)
・人生は離婚後も続くということをよく考えておく(離婚前に離婚後の計画を立てる)

 

2つのポイントの共通点は「感情で決断しないこと」「先のことを考えて進めること」です。そして何より「離婚を失敗だったと後で後悔しないようにすること」が大切なのです。後悔しない離婚のためにも、2つのポイントについて、もう少しわかりやすく見て行きましょう。

 

 


カッとなって即座に離婚は後悔のもと!


 

相手の浮気が原因で離婚する場合に最も避けたいのは、「カッとなって即座に離婚すること」です。夫や妻の浮気が判明し、腹立たしく即座に離婚を決めてしまう方がいます。

 

確かに、浮気されたと考えると、腹の一つや二つ、立つことでしょう。相手の顔すら見たくない。今後の婚姻生活継続すら難しいと冷静に結論を出す以前に、浮気を知ったその足で記入済みの離婚届を配偶者の目の前に出したくなってしまうことも、心情的には理解できます。しかし、その「怒り」はクールダウンしてください。そして、浮気がわかって即座に離婚することも、ちょっとお待ちください。

 

離婚をすると、パートナーはどこに行くのも自由になってしまいます。つまり、離婚を先にしてしまうと、財産分与や慰謝料といった大切なお金の話をしないうちに縁が切れてしまうということなのです。

 

もちろん先に離婚しても誠実にお金の話に応じるパートナーもいます。しかし、婚姻関係という縁が切れた瞬間に、「面倒なお金の話をしなくて済んだ」「これ幸い」と逃げてしまうパートナーも決して少なくありません。一度逃げられてしまっては、いざ大事な話をしようにも、下手をすると離婚後の足取りが一切掴めない、話し合いすらできないということになりかねません。夫婦の大切な財産を全て持って行方をくらませるという可能性すらあるのです。

 

離婚は大切な話を「終わらせてから」することが重要です。すぐに離婚してしまいたい気持ちもわかりますが、婚姻関係は相手に繋がる紐であると考えて、「もしもの時に手繰り寄せることができるように」断ち切るのは最後の最後にしましょう。離婚のタイミングをどうするか、お金の話をどのように持って行ったらいいかは、弁護士と相談して決めるといいでしょう。

 

浮気を知った時に怒りを覚えたら、まずはクールダウンすることが大切です。クールダウンし、自分にはどんなお金の請求権があるかよく考えましょう。

 

財産分与や慰謝料といったお金の請求の話も、弁護士によく相談し進めるようにしましょう。また、浮気相手と示談などを進める時も、離婚同様に弁護士に相談して進めると安心です。怒りのままに進めると、決まるものも決まらず、請求できるものもせずに逃してしまいかねません。

 


用意周到さも必要!離婚前には今後の計画を


 

ポイントの二つ目としては、「今後のことをしっかり決めてから離婚する」ことです。「お金のことだけでは駄目なの?」と思うかもしれないですね。

 

確かにお金のことも大切です。しかし同じくらい大切なのは、離婚後も離婚した元夫婦である二人の人生は続くということです。親権や財産分与といった話がどのように決着するにせよ、離婚後も元夫婦の人生は続きますし、生活しなければならないという現実は変わりません。

 

離婚は確かに夫婦の大事です。しかし、「人の一生」の中の離婚を考えた場合、離婚は人生の一部でしかないと気づくはずです。離婚後も人生は続いていくからこそ、離婚後の生活をどうするかは、最優先事項として決めておかなければいけません。これは浮気を原因とした離婚だけでなく、全ての離婚ケースに言えることです。

 

浮気を知って即座に離婚して、住む場所も宛てもない。これでは困ってしまいますね。離婚は人生という長い期間で見ると一つのイベントに過ぎません。しかし、離婚が人生の転換期であることに変わりはありません。

 

人生の転換期だからこそ、計画性を持って進めたいものです。最低限でも「離婚後に住む場所」「仕事」「生活費の計画」は決めておきましょう。

 


最後に


 

相手の浮気が原因で離婚する時は、「お金の話(離婚条件)を先に決めてから」「離婚後の生活の準備をしてから」離婚しましょう。

 

離婚は一種の縁切りです。離婚してしまえば生活面で元パートナーを頼ることは難しくなります。また、離婚後にお金の話を持ち出しても逃げられてしまう可能性があります。だからこそ、最低限この二つの注意点は気にかけておく必要があります。

 

どんな順番で離婚を進めるべきか。自分はどんな請求ができるのか。迷うことがあれば、離婚問題を得意とした弁護士にご相談ください。