作成日:2017年12月11日

ケンカ別れはしたくない…円満離婚する方法とは

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皆さんの中には「離婚は荒れる」「大きな喧嘩になる」という印象もないでしょうか。テレビで離婚の再現ドラマを見ていると、大喧嘩の末に周囲を巻き込み、台風のような一大離婚劇に発展するというシナリオが少なくありません。

 

 

静かな離婚劇であっても、人生を共にと誓い合った夫婦は

 

「離婚してください。もうあなたとは暮らせません」

「顔も見たくありません」

 

と、一度愛し合ったパートナーが人生の仇のような態度になってしまうようなシナリオもあります。

二人の間に子供がいれば、子供はそんな両親の姿に心を痛めることでしょう。子供がいなくても、泥沼の離婚劇は心に大きな傷を作ることでしょう。離婚が避けられない道ならば、せめて「ケンカ別れ」は避けたいところです。

円満に離婚する方法はあるのでしょうか。円満離婚のためのポイントをお話します。

 


 

円満離婚のために最も大切なことは?


 

 

まず大切なのは、「離婚とは荒れるもの」という固定概念を捨て去ることです。

確かに離婚の再現ドラマは、見ているこちらがびっくりするくらい荒れます。だからこそ多くの人に「離婚とはそういうものだろう」という固定概念を植えつけられています。離婚は浮気などの離婚原因があってはじめて決断されることがほとんどですから、精神的あるいは話し合い面のいずれかが荒れることは必定かもしれません。

確かに離婚問題は多分に感情の対立が激しくなりやすく,情が絡んで,協議が進まなくなってしまうことはよくあります。
しかし,双方が納得して円満に離婚する夫婦もいます。お互いの状況に配慮し,お互いの意見を聞きながら進めること」が第一に必要なのです。


円満離婚のための2つのポイントとは


 

 

ドラマと現実は違っている。

話し合いは離婚話を含め、冷静に意見をまとめ結論を導き出すことが大切であるということを、離婚前は特に頭の中で繰り返す必要があります。

 

なぜなら、どんなに冷静な人でも、離婚話の性質上、頭に血が上ってしまうことがよくあるからです。

結婚には「感情」が付きまといます。相手を好きになり、愛情を持って一緒に暮らしたいからこそ結婚に至ります。離婚はある意味、感情の破断です。浮気を含む異性問題で離婚に至った場合には、どうしても「裏切られた」「腹が立つ」「絶対に許さない」という怒りや悲しみがあります。普段どれだけ冷静な夫や妻であっても、やはり最も身近なパートナーである妻や夫に離婚原因があれば、表面に出さなくても腹の中は台風のようになるはずです。

円満離婚のためには、さらに次の二つのことに気をつけましょう。

 

1.相手に荒々しい感情や言葉をぶつけない


 

離婚相手に腹を立てていても、感情のままに皮肉や暴言を言ったり、きつく罵ったりすることは避けましょう。相手が自分の被を認めていたとしても、感情や言葉をぶつけることによって「売り言葉に買い言葉状態」になってしまうことがあります。もし相手が感情的になっていたら冷静になるように促してください。

離婚の場合、財産分与や親権といった事柄についても話し合われます。離婚しようとする夫婦双方が自分の意見を出し合い、折り合いをつけます。感情的になっては、決まるものも決まりません。すんなり決まるはずだった離婚条件が相手に感情や言葉をぶつけてしまったせいで

「絶対に折れてやるものか!」という意地の張り合いになる危険も考えられます。

 

2.二人の人生は今後も続くということをよく考える


 

離婚の話し合いでは、「離婚後も二人の人生は続く」ということを頭の片隅に置くことが必要になります。離婚条件の話し合いでは、親権の取り合いや財産分与といったお金の条件で揉めがちです。

 

夫婦の財産がちょうど1,000万円だったらどうでしょう。片方が「全て欲しい」と主張して、断固として譲らなかったとします。そうすると、もう片方は「自分だって生活があるのに。酷い」と思うことでしょう。反対に自分が「私は浮気で裏切られたのよ。腹立たしいから全部ちょうだい」と主張したとします。そうすると、今度は相手が「今後の生活に困るから無理!」と腹を立てることでしょう。

お互いの人生は離婚しても続きます。だからこそ、強固に主張するのではなく、「人生は続く」「生活しなければならない」ための譲歩も必要です。

 


最後に


 

 

離婚話がこじれる原因は「感情問題であること」「条件を強固に主張すること」にあります。

 

離婚はどうしても感情と金銭問題が絡むため、仕方のないことかもしれません。しかし、全ての夫婦が離婚問題で荒れるわけではありません。中には離婚条件でなかなか折り合いがつかないながらも円満離婚に至った夫婦や、感情面で腹を立てながらも円満離婚に至った夫婦もいます。友人関係だって感情を思い切り表に出してしまえば揉めてしまうわけですから、離婚する夫婦だって同じではないでしょうか。

離婚条件の折り合いがつかず揉めるケースでは、早いうちに弁護士が介入することで円満離婚に至ることがあります。弁護士というと「諍い」を連想してしまうかもしれません。離婚条件を整理し双方の主張をまとめ適切に離婚話を進めるための法的パートナーとして弁護士を有効活用することもできるのです。

円満離婚のためには弁護士への早期の相談が鍵になるのです。