作成日:2017年11月28日

不倫が原因で離婚する場合の注意点

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離婚原因には様々なものがあります。中でも日本における離婚原因として多いのが「不倫(浮気)」です。

 

不倫は,法律が定める離婚原因の一つです。民法770条1条1号には「配偶者に不貞な行為があったとき」と定められています。

 

日本で最も多い離婚理由は,性格の不一致となっています。言葉通りに性格が合わないという場合の離婚原因としてだけでなく、配偶者の価値観や言動、そして婚姻生活そのものに嫌気がさしてといった幅広い理由での離婚に使われる言葉が「性格の不一致」です。

 

「性格の不一致」は離婚原因として法律に定めがありません。もし離婚訴訟になれば,別居その他の理由と合わせて民法770条1項5号「婚姻を継続し難い重大な事由」といえるかどうか,を主張していくことになります。ここで主張することは様々で,幅広いからこそ、日本の離婚原因では堂々のトップとなっています。

 

第二位が不倫です。様々な離婚原因が存在する中、パートナーの不倫で離婚する夫婦は「とても」どころか「かなり」多いということです。

 

離婚原因が不倫の夫婦が多いということは、それだけ不倫による離婚を経験する夫婦が多いということです。現在は仲の良い夫婦でも、一歩すれ違えば容易に不倫の罠にはまってしまうという恐ろしさがあります。

 

離婚が原因で離婚する場合にはどんなことに注意すればいいのでしょうか。日本では不倫による離婚が多いからこそ知っておきたい知識です。

 


不倫離婚は離婚原因第2位!不倫は身近な問題


 

同性同士で話をすると、頻出するのが浮気や不倫といった男女トラブルの話題です。

 

女性の皆さんは同性の友人とランチしている時に「芸能人の〇〇さんが浮気で離婚だって。ニュースになっているよね」「あの芸能人さんのファンだったのにショック」なんて会話をしたことはありませんか。

 

知り合いや職場の知人が不倫しているという噂をチラ聞きして、思わず真偽が気になってしまったという方はいないでしょうか。不倫話というものは身近に転がっているものという印象です。日本では離婚原因の第二位が不倫ですから、噂話から実体験まで、よく耳にするのは当然ではないでしょうか。

 

人の不倫体験や不倫の末の離婚話なら特に気持ちを乱さず聞いていられるものの、それが自分の身に降りかかるとしたら、途端に心臓がどきどきしてしまうという方は決して少なくありません。パートナーのいる方は「もし自分のパートナーが不倫したらどうしよう」と想像するだけで恐ろしいのではないでしょうか。

 

現実にパートナーの浮気を疑っている方は今後のことを考えて行動することが必要です。特に不倫で悩まされているわけではないという方は、「もしも」の話として、考えていただきたいと思います。

 

「不倫は身近に転がっている話である」「日本では不倫による離婚が第二位」という現実を念頭に、不倫離婚での注意点について考えてみましょう。

 


不倫が原因で離婚する場合の2つの注意点


 

離婚原因によって相手への感情や対応、そして注意すべき事柄が変わってきます。例えばお互いの今後を考えての円満離婚であれば、感情のもつれはさほどありません。「元気でね」「そっちこそ」と後腐れなくお別れできてしまうこともあります。

 

しかし、事が「不倫」となれば、そうはいきません。表面上は後腐れなさを装っていても、感情面での「しこり」が残ってしまいます。この「しこり」を残さないためにどうするかを考えることが、不倫離婚の注意点になるのです。

 

具体的な注意点としては次のようなものが必要です。

 


1.感情にどのようなけじめをつけるのか


 

けじめをつけるのは不倫したパートナーの側であると思うかもしれません。しかし、感情に決着をつけることは不倫された側にも必要です。配偶者に対し慰謝料請求をするのか、それともすっぱりと縁を切ってしまうのか、不倫の相手方に対し何らかの法的な手段を用いるのかをよく考えなければいけません。

 

不倫が発覚した直後や離婚の話し合いをしている時は感情が昂っていることが多いです。かっとなって「すぐに離婚」「出ていきます」と縁切りしてしまうと、後で「かつてのパートナーや不倫相手にびしっとけじめをつけておけばよかった」と後悔することになります。

 

自分自身が後悔しないことが大切です。離婚した後にもやもやしてしまわないように、自分にとっての最善を考えるよう注意しましょう。

 


2.離婚後はどんな生活をするのか?金策は


 

不倫発覚後は感情的になりやすいからこそ、相手の不誠実さの追求や離婚へだけ感情が向いてしまいがちです。確かに、それも仕方のないことかもしれません。しかし、感情的に「もう離婚します。さようなら」と出て行ってしまっては、後の生活に困ってしまいます。

 

感情が昂るのは仕方のないことですし、ショックを受けるのも当然です。しかしそのまま無計画に離婚してしまっては、「失敗した」と後悔しかねません。

 

離婚後の金策はどうするか。どこに住むか。子供はどこに預け、仕事はどうするか。

 

生活の計画をしっかり立てて離婚しましょう。不倫で心に傷を負ったのに、その後の生活でさらに傷が深まってしまっては意味がありません。辛い経験をしたのですから、その分だけ幸せな生活を送ることができるように、基盤作りと計画をお忘れなく。

 


最後に


 

不倫が原因の離婚は身近な問題です。しかし、身近だからといって怒りや悲しみをおさえることは難しく、不倫が判明すると冷静な離婚話が難しくなることが多いです。

 

そこで考えたいのが、不倫による離婚前に弁護士へと相談することです。弁護士は数多くの不倫による離婚案件を担当していますので、同様のケースにおける注意点を把握しています。優先的に何をしておくべきかアドバイスすることも可能です。

 

かっとなって離婚してしまう前に、「離婚後の自分の感情」「離婚後の生活」をよく考え、専門家に相談することをお勧めします。