2016年03月15日

離婚とペット① 離婚したらどちらが引き取るか。もめたらどうやって決めるか。

ペットを飼っている夫婦(うちもそうですが)が離婚するとき、ペットはどちらが引き取るのでしょうか?
法律上、ペットは「物」として扱われます(愛犬家の私としては複雑)。
ですので、家や預貯金と同様に、財産分与の中で決めることになります。
財産分与では、2分の1ルールというのがありますので、
一方が引き取る場合は、当該ペットの現在の評価額(市場価格)の2分の1相当額を他方に支払って一方が譲り受ける
という方法が一般的です。実際には、1歳を超えたペットに市場で評価額がつくことはあまりありませんので、事実上無償、つまりただで譲り受けることになります。
これでは、引き取れない方は当然納得いきませんね。とはいえペットは生き物なので半分にはできません。なので、どちらが引き取るかでもめるわけです。
では、どういう基準で引き取り手を決めるのでしょうか。
Q1 飼うときにお金を払った方が離婚後も引き取れる?
   確かに独身のころ一人で飼っていたというのであれば特有財産ですから引き取れます。ただ、婚姻中に買った場合は、夫婦の一方がお金を出したり、一方の名義で狂犬病登録などしていたとしても、それは実質的に共有財産とみることが可能です。ですから、どちらの名義の貯金から購入代金を出したか、というのは決定的な基準にはなりません。
Q2 お世話をしていたほうが引き取れる??
  これはあり得ます(自分が世話をしているから言っているわけではありません。)
 ペットは、法律上は「物」でありながら、命ある「生き物」です。子供と同様に愛情を注いできたということから、人間の子どもの親権者の判断基準が参考に考えることができるのです。
つまり
・どちらが主としてお世話をしてきたか
・今後どちらがお世話したほうがペットにとって望ましいか(住居環境、経済状況、世話を補助してくれる人の存在など)
・ペットがどちらになついているか
といった事情で決めるべき、といえるでしょう。

 

 

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