2017年07月14日

ペットトラブル裁判例① ペットホテル宿泊中の怪我についてホテル側の賠償義務を認めた事案

ペットホテルにペットを預けるときには,飼い主とペットホテルの間で「寄託契約」という契約が成立しています。
 
民法上,このように有償でペットを預かるペットホテルには,「預かったときの健康な状態のまま飼い主に返還する義務」を負っています(民法656条,400条,483条)。
 
つまり,ペットホテルに預けた時には,健康だったペットが,宿泊中に,ホテル側の過失によりけがをしたり,病気になったり,最悪死んでしまった場合には,ペットホテルには損害賠償責任が発生します。
 
この点について,実際に裁判になったケースがあります。

裁判所は,
・預けるまでは,何の異常もなかった
・引き取りに行った時には,右前脚を引きずっていた
・引き取り直後に病院に連れて言ったところ,骨折と診断され,医師からは「この怪我は最近のものである」と指摘された
・ホテル側は,一切の責任を否定し話し合いにならなかった
ことを認定し,
 
ペットホテルには,業としてペットを預かっており,一般人に比べて高度の注意義務を負っており,本件では注意義務を怠ったと認められる,と認定し,
治療費,診断書作成費用に慰謝料3万円を含めた10万円の損害賠償義務を認めています。(青梅簡裁平成15年3月18日)。
 
このようにペットホテル宿泊中の怪我であると説明しやすいケースでは,ホテル側の責任が認められることが多いと考えられます。
飼い主とホテルのトラブル防止のためには,ホテル側が十分にペットの健康状態に配慮して責任を持ってケアするだけでなく,預り時と引き取り時に,ペットの状態を確認し,問題がない旨の確認書を作成しておくとよいでしょう。
 
 
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